クスノキ

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養老公園 こどもの国 には、たくさんのクスノキが生えています。
白っぽく見えるのがクスノキです。
今、ちょうど無数の小さな花を咲かせています。
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ただ花と言っても、目立つ花ではなく、本当に地味な花です。
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クスノキ科 ニッケイ属 クスノキ   Cinnamomum camphora (L.) Presl

学名は、シナモンの仲間で樟脳(カンファー)が採れる そんな意味でしょうか。
樟脳を含む材木は腐りにくく、また緻密な材なので大層有用に使われていたようです。さらに樟脳が採れることもあり、非常に重要な林業樹木でした。

確か、星新一氏の父親は台湾でこの樟脳採取を行う事業をしていました。
第二次大戦前の日本は、世界一の産出量を誇った時期もありました。
樟脳は、防虫剤だけではなく、セルロイドの原料にもなりますから、今の石油のように様々なところに使われていたのでしょう。

【 投稿者:西美濃の森林だより特派員 水崎 貴久彦 】

2010年6月

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